期待値
期待値
期待値とは、確率論における平均のことです。
期待値について以下の例で考えてみましょう。
ex) 以下のような学校の成績について考える。
・数学 I・A:評価 4
・数学 II・B:評価 4
・物理:評価 5
・化学:評価 3
・英語:評価 3
これらの成績の平均を考えると、以下のように計算・分解できます。
\begin{aligned}
\frac{2×4 + 1×5 + 2×3 }{2+5+2} = \frac{2×4 + 1×5 + 2×3 }{9} = 4×\frac{2}{9} + 5×\frac{1}{9} + 3×\frac{2}{9}
\end{aligned}
ここで、\(\frac{1}{9} = p(x_2), 5 = x_2\) のように抽象化して考えると、
\(x_1p(x_1)+x_2p(x_2)+x_3p(x_3)\)
のように書けます。これを一般化して、離散値の期待値は
\(\mathbb E [x] = \sum x p(x)\)
と表すことができます。

また、連続値の期待値については
\(\mathbb E[x] = \int xp(x)dx\)
と表すことができます。

まとめ
期待値 \(X\):確率分布による平均
離散値の期待値:\(\mathbb E [x] = \sum x p(x)\)
連続値の期待値:\(\mathbb E[x] = \int xp(x)dx\)


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