Enumとは
Enum(列挙型)とは、定数をグループ化して名前で管理する方法
条件:整数値(Long型)のみしか取り扱うことができない。
利点:特定のグループに属する値(メンバー)を名前付けすることで管理しやすくなる。
Public Enum name
memberName_1 = constant_value_1
memberName_2 = constant_value_2
End Enum宣言の仕方は、グループ化したいメンバーを「Enum ~ End Enum」で囲んで行います。
memberNameは複数指定できます。
宣言したメンバーの値は、以下のようにして参照することができるようになります。
name.memberName_1上記で得られる値は、constant_value_1 となります。
サンプルコード
それでは、実際に Enum を使用したサンプルコードを見てみましょう。
Public Enum Pikachu
H = 35
A = 55
B = 40
C = 50
D = 50
S = 90
End Enum
Public Sub BaseStats()
Debug.Print "ピカチュウの種族値は以下の通りです。"
Debug.Print ("Hit Point : " & Pikachu.H)
Debug.Print ("Attack : " & Pikachu.A)
Debug.Print ("Block : " & Pikachu.B)
Debug.Print ("Contact : " & Pikachu.C)
Debug.Print ("Diffencet : " & Pikachu.D)
Debug.Print ("Speed : " & Pikachu.S)
End Sub出力結果
ピカチュウの種族値は以下の通りです。
Hit Point : 35
Attack : 55
Block : 40
Contact : 50
Diffencet : 50
Speed : 90
まとめ
Enum(列挙型)を用いることで、グループ化した値の可読性が高まり、管理しやすいことがわかったと思います。もしも Enum で宣言したメンバーの値が変更されても Enum での宣言の値を変えるだけで、他のコードを修正する必要がないため柔軟性も高くなります。
